ライブドアが近鉄球団買収の意向

 オ・近合併に新展開

 インターネット関連サービスのライブドアオリックス・ブルーウェーブとの合併で合意しているプロ野球近鉄バファローズを買収したい意向であることが29日、明らかになった。30日にも発表する。

 ライブドアは1997年8月に設立された新興企業でコンピューターネットワークに関する管理、コンサルティングを主に行っている。本社は東京・六本木で従業員は約1000人。

 近鉄オリックスの合併合意は13日に明らかになり、17日に開かれたプロ野球パ・リーグの緊急理事会、21日の実行委員会でも合併の手続きを進めることが了承された。ただ、合併に伴う選手雇用や、近鉄オリックスの両球団が優先的に契約できる選手の数などで具体的に詰めることができず、7月1日のパ・リーグ臨時理事会で両球団が具体案を提示することになっていた。

 ライブドアによる買収意向発表の動きに対し、球団親会社である近畿日本鉄道の首脳は「あくまでもオリックスとの合併で話を進めていく」と語っている。