選抜2校初の快挙成田、千葉経大付「旋風を」


第79回選抜高校野球大会の出場校に、県内からは2年連続2度目となる成田(成田市)と、初出場の千葉経大付千葉市稲毛区)が選ばれた。春の甲子園に県内から2校が出場するのは初めてで、選考結果の連絡を受けた両校では「ともに勝ち進んで千葉旋風を巻き起こしたい」と意気込んでいた。

 全国屈指の右腕と前評判の高い唐川侑己投手を擁する成田では、午後3時20分ごろに藤田信義校長が出場決定の電話連絡を受け、待機していた学校関係者に「2年連続での出場が決まりました」と報告。成田市内の寮で着替えていて吉報を聞いた西田和也主将(2年)ら主力選手らは、「やった」と叫びながら互いに抱き合って喜んだ。

尾島治信監督は記者会見で「点を取らせない野球が評価された。打撃力を向上させて全国の強豪に挑みたい」と抱負を語った。西田主将も「やるからには全国制覇」と力強く宣言した。


 一方、昨秋の関東大会初優勝の勢いに乗り、昨夏の甲子園初戦敗退の雪辱を誓う千葉経大付にも前後して電話連絡があり、佐久間勝彦校長は「はつらつとしたプレーで期待に応えたい」と話した。

 校舎には出場を祝う垂れ幕が掲げられ、胴上げされた松本吉啓監督は「まさに感無量。全員野球で悲願の全国制覇を果たしたい」と気を引き締めていた。また飯窪宏太主将は「出場が決まり、関東大会優勝と同じぐらいうれしかった。夢の舞台に最高の調子で臨みたい」と顔をほころばせた。

選抜2校初の快挙成田、千葉経大付「旋風を」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news002.htm