楽天の田中が実戦デビュー、２被弾も野村監督絶賛

楽天の大物ルーキー田中（北海道・駒大苫小牧高）が１５日、紅白戦に先発でプロ実戦デビューした。２本塁打を浴びるなど２回を３安打２失点だったが、物おじしない投球を見せた。

　１回、先頭のリックをカーブで空振り三振。だが、ここからプロの洗礼を浴びた。高須にフルカウントから直球をとらえられ左越え本塁打。ウィットにも０―１からの直球を狙われ、スコアボードを越える特大の一発を浴びた。しかし、そこから崩れることはなく、２回は３者凡退に抑えた。

　田中は「バックスクリーンを越えるような本塁打は打たれたことがない」とプロのパワーに驚いたが、「バッティングカウントで直球を投げたので。普段ならあそこは変化球」とサラリ。直球は最速１４８キロを計測。ストライクを先行させ、四球はなし。「思ったよりいい感じだった」としめくくった。