ヤクルトが福地獲得…FA石井一の人的補償


ヤクルトが、フリーエージェント(FA)宣言して西武に移籍した石井一久投手の補償選手として、福地寿樹外野手(32)を獲得した。21日、両球団から発表された。

 福地は昨季、広島からトレードで西武入り。今季は117試合で打率2割7分3厘、28盗塁の俊足巧打の外野手。福地は球団を通じ「新天地で全力を尽くして頑張ります」とコメントした。

 ヤクルトの高田繁監督は「ベンチ入りできる選手という判断。大いに期待している」と話した。

 FA選手の旧所属球団は、移籍先の球団から選手を1人獲得できる。金銭のみによる補償もあるが、ヤクルトは人的補償を選択、西武がプロテクトした28選手以外のリストから福地を選んだ。

 西武・前田康介球団本部長「本人は快く引き受けてくれた。若い選手を確保したかったので、難しい決断だった。できれば金銭(のみの補償)にしてほしかった」