レイズ、創設11年目で初優勝…ア・リーグ優勝決定S


ア・リーグ優勝決定シリーズ=7回戦制=第7戦 レイズ3―1レッドソックス(19日・セントピーターズバーグ) 
球団創設11年目で初出場のレイズ(東地区1位)がレッドソックスワイルドカード=最高勝率の2位)を下し、対戦成績4勝3敗で初のリーグ優勝を果たした。レイズの岩村明憲内野手は「1番・二塁」で先発、4安打1打点だった。レッドソックスの最後の打者のボールを処理した岩村は、自らセカンドベースを踏み、両手を挙げて雄叫び。優勝ボールをユニホーム後ろのポケットにしまい込むと、歓喜のナインの中に飛び込んでいった。レイズは4回、2死一塁からロンゴリアが右翼線にタイムリ二塁打を放ち、1―1の同点とした。5回にも無死一、二塁からバルデリが左前にタイムリーを放ち、二塁ランナーが勝ち越しのホームを踏んだ。7回には先頭打者のアイバーがソロ本塁打を放ち、リードを広げた。岩村は4回の第2打席でこの試合、チーム初ヒットとなる安打を左前に放った。1回の第1打席は二ゴロ、5回の第3打席は投ゴロ、8回の第4打席は二ゴロだった。レッドソックスが初回、1死からペドロイアが本塁打を放ち先制した。岡島秀樹投手は8回、2番手で登板。先頭打者の岩村を二ゴロに打ち取ると三者凡退でこの回を締めた。

岩村明憲内野手「言葉にならない。ここまで来るのが夢のよう。(ウイニングボールは)大事に持ってます。球団から取られるとは思いますが…。今日の試合前にみんなでミーティングして、新たな気持ちで試合に臨んだことが今日の勝ちにつながったと思う。(ワールドシリーズは)この勢いで頑張ります」

記事元:スポーツ報知