日本サッカー協会 電通と8年240億円で更新へ


日本サッカー協会と大手広告代理店の電通がスポンサーと放送権料の一括契約の更新で、2007年から8年間で総額240億円以上となる長期、大型契約を結ぶことで基本合意したことが24日、関係者の話で分かった。同協会は2001年4月から6年間で約160億円の破格の契約を結んでいるが、日本代表人気を背景にさらに増額する見通しとなった。

 同協会はすでに公式サプライヤーアディダスジャパンと8年間で約160億円の契約を更新しており、合わせて年間50億円程度の協賛金収入を得ることになる。

 現在、電通は公式スポンサーのキリンビールのグループ3社と、サブスポンサー5社との契約更新交渉を進めているが、サブスポンサーの業種を拡大し、8―10社程度に増やす方向。

 日本協会は2014年ワールドカップ(W杯)までの日本代表の強化費のほか、新たに取り組むサッカーを通じた小中学生の健全育成、将来を見据えた若年層の強化や草の根の普及など幅広い事業の財政面での後ろ盾を得たことになる。

(2006年10月24日20時51分 スポーツ報知)