日本ハム・岡島、メジャー視野にFA宣言へ


今シリーズでも中継ぎとして相手の勢いを止めた日本ハム岡島秀樹投手(30)が、今年取得したFA権を行使し、移籍先としてメジャーも視野に入れていることが分かった。この日は8回1死一塁から登板し、森野を併殺に仕留め日本一に貢献。試合後、岡島は「(FAを)宣言します。いろいろな球団と話をして日本以外でも僕を必要としているところがあれば行きたい」と話した。在京球団への移籍も考慮に入れている。
 すでに代理人の選定作業を行っている。日本シリーズ第1、2戦ではレッドソックスのスカウトも球場を訪れた。由佳夫人は米国留学も経験しており英語は堪能で、家族の問題もない。また米球団だけではなく国内の複数球団も、大きなカーブを武器にする貴重な左腕に興味を示している。
 今季は開幕直前にトレードで巨人から移籍しマイケル、武田久らとともに救援陣をけん引。55試合に登板し2勝2敗4セーブ、防御率2・14と活躍した。球団関係者は「今季は本当に活躍してくれた」と話し高く評価しているが「残留するのは難しいかもしれない」との見解を示していた。