氷川丸・マリンタワーが営業終了


横浜港のシンボルとして親しまれてきたマリンタワー氷川丸が25日、最後の営業となり、別れを惜しむ市民らでごった返した。営業終了の午後6時半になると、氷川丸が感謝の汽笛を3回鳴らした。タワーを照らす照明が消え、名残を惜しむ声が上がった。

 入場者数が減少し、運営会社が今月末、解散する。タワーは横浜市が2009年の開港150周年に向けて改装。氷川丸は、日本郵船が補修し、今の場所で保存する。氷川丸船長の金谷範夫さん(56)は「長い歴史を背負っている施設だけに、次の世代に引き継ぎたい」と話した。