金銭供与受けた早大野手、事実知っていた

西武から金銭供与を受けた早大野手が、当該選手の親だけではなく、本人も金銭供与の事実を知っていたことが13日、分かった。今回の金銭供与に関しては、西武側と選手側の間に覚書が存在することが判明。複数の関係者によると、その覚書には在籍していた高校の当時の指導者のサインに加えて、当該選手本人もサインをしていたという。

 西武から同選手側には計1025万7800円が支払われた。これまで当該部員の父親は「西武に入団したら契約金から返すつもりだった」などと話し、「本人は何も知らなかった」とすべて自分の責任としていた。だが、当該選手自身がサインをしていた事実が判明し、これまでの説明が根底から覆ることになった。

 早大側はすでに調査委員会を発足させ、真相究明に乗り出している。当該部員が事実を知っていたとなると、さらに重い事態に発展する可能性もある。