ワシントン2得点 浦和がPK戦制し世界3位 クラブW杯


トヨタ・クラブW杯第7日 ▽3位決定戦 浦和2―2エトワール=PK4―2=(16日・横浜国際総合競技場) アジア代表の浦和がPK戦の末、アフリカ代表のエトワール(チュニジア)を破り、アジア勢過去最高となる世界3位の座を獲得。250万ドル(約2億8300万円)の賞金を獲得した。
浦和は前半5分にエトワールのPKで1点を失った。しかし前半35分、移籍のためこの試合を最後にチームを離れるワシントンが、相馬からのクロスボールをヘディングで決めて同点。後半25分、永井の左FKにワシントンがヘッドで合わせ自身2点目を決め逆転。しかし後半30分、エトワールのシェルミティがゴール前に抜け出したのを阻止できず同点ゴール。90分を2―2で終え、勝負の行方はPK戦へ。先げりの浦和はワシントン、阿部、永井、細貝と次々に成功。エトワールは最初のアリナフハが左ポストに当て失敗し、4番目のトラウイが浦和GK都築にキャッチされ失敗。PK4―2で浦和が勝利した。
ワシントン「ベストを尽くして3位になることができた。チームとサポーターに感謝したい。いい形で2点を取って、いい形で3位になって、(自分の浦和でのキャリアを)いい形で締めくくることができた。みなさんにお世話になり、本当に感謝している」

 浦和・オジェック監督「3位という非常に良い結果を出すことができてうれしい。相手よりも準備期間が1日少なかったが、選手たちは強い決意で試合に臨み、今季最終戦で最後の力を振り絞った」

 エトワール・サヘル・マルシャン監督「浦和は大変良いチームだった。ワシントンはうちのDFよりも力が上だった。ただ、われわれもレベルが高いところを見せられたと思う」